最近 あたし どうかしてる


         彼の手や顔を見るだけで胸が痛く感じる


         触れたい 抱きしめたい


         そう、思ってしまう


         やっぱり 最近 どうかしてる































         Fragile

































         「思春期じゃないの?」






         ぼーっとしているあたしにいのは言った




         「・・・・はぁ?・・」



         「絶対そうよ、思春期ならありえるって。」




         いのはみたらし団子を一口にいれる




         「そーかなぁ・・・」




         もう片方の団子を取り、口に入れる
         みたらしの甘いたれが口に広がった




         「あたしもあるよー?そーゆー事っ。サスケ君と手つなぎたいなぁーとかっ。」


         「ふーん・・・・」


         「大丈夫よっ。きっとそのうち収まるでしょ」


         「・・・・うん・・・・」













         お勘定をし、店を出ていのと別れた
         家へ帰る道をゆっくりと歩いていく
         途中途中にアカデミー生の声が聞こえる






         するとその先にナルトやキバ達の姿が見えた
         そこには、シカマルもいて。




         いの やっぱり 思春期なんかじゃないよ
         ホラ 姿見るだけで こんなに胸が苦しくなる

         これは 

              一種の病気だよ












         「そだ・・シカマルに本返さなくちゃ・・・」




          走って家につくと、借りてた本を取り出す
          ベットに本を置き倒れこんだ




         「・・・どしたらいいのかな・・・・」



















         言葉が不器用すぎて   邪魔ばかりする


         好きなのに  伝わらない  そんな思い切なくて




















         気が付くとあたしはベットで寝ていてあたりはオレンジ色に染まっていた




         「・・・寝ちゃったよ・・・・」




         ゆっくり起き上がり本を持ってシカマルの家へ向かった










         「ごめんくださーい」


         ドアをノックしてからしばらくすると、シカマルのお母さんが出てきた


         「はーい。あ、晴ちゃん?どうぞ。あがって」


         「おじゃましまーす」




         シカマルのお母さんに少し頭を下げると
         あたしは階段をゆっくり上がっていった
         少し震える足をおさえるように




         階段を上がりドアを開けると、ベットに寄り掛かり
         座りながら寝ているシカマルがいた




         「・・・ベットで寝なよー・・・」


         そんなこといいながら、きっとあたしの顔は真っ赤だったんだろう




         「(任務とか大変なんだろうな・・・・)」




         いつの間にかあたしの震える手がゆっくりとシカマルの頬に触れようとしていた
         バっと手を戻すと、胸の鼓動は早くなっていくのがわかった














         触れたい  


                  怖い













         それでも止まらなくてゆっくりゆっくり手を伸ばし少しだけ触れてみる




         「・・・ん・・・・」




         シカマルの寝言にすこしびっくりして、一瞬手を離す
         その震える手を今度は髪に触れさせる


         「(起きないよね・・・・)」













           近づきたくて  


                              スキ


                   止まらない















          ゆっくりと顔に近づく。
          ゆっくりとゆっくりと・・・・









          スキだから

              触れたいって 思うんだよ


 

































         「愛しい」だなんて  言い慣れてないけど


            今なら言えるよ  君のために


         隣で笑っていてくれるのならば


            これ以上   他に何も要らないよ


































         「・・・・んー・・・・」


         「ぁ、起きた・・?こ、これありがとっ・・あたし帰るねっ・・・?///」


         「・・・・んだよ・・・来てたのか・・・」


         「じゃ、じゃね・・・」




         震える足で立ち、部屋を出て階段を下りた




         「お、おじゃましました・・・・」




         そういうと家を出て空気を思い切り吸った





         「・・・どーしよ・・・・・」




         その場でしゃがむと赤い顔を震える両手で押さえた














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    2005/11/06






       

       
 
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