「

  「ん?何?」

  サクラはの名を呼ぶとニコニコと笑っていた
  はそれを見て首をかしげる

  「ねーあのさ、席変わらない?」


  目をキラキラさせながらサクラはに言う


  「なんで?っ・・・・・」


  自分の隣を見るとサスケが座っていて
  はそれを見るとため息をついた


  「いいよー。サクラのお願いだもんねー」


  席を立つとサクラは喜びサスケの隣へ寄っていった


  



  「はぁー・・・」


  変わった元サクラの席に座ると顎を机に乗せる


  「ん?なんでがいるんだってばよ?」

  「んー?」


  隣には?マークをたくさん浮かべたナルトが座っていた


  「サクラに席変わってって言われたから」

  「んなっ!サクラちゃーん!なんでだってばよー!!!」


  ナルトは席を離れるとサクラの元へ向う
  また一つため息をつくとは教室をでた










  外にでると教室に感じた空気とまったく別物で

  涼しい風が吹いてきた

  空は薄い青で雲がいつもより早く動いている気がする


  
  「・・・・そーいや、あたしって好きな人いたっけ・・・?・・」


  はっと我に返り首をぶんぶんと振った

  「(おいおい!まてまて!誰に聞いているんだっ!)」





  でも・・よく考えると、あたしって好きな人が出来たことないと思う

  物についての可愛いとか好きとかならあるけど

  異性に対しての恋愛感情は持ったことがない気がする




  「(まぁ・・別にそれでもいいんだけどさ・・・)」

 

  サスケは?   いや、あいつの考えていることはよくわからん。

  ナルトは?    ただのうるさい男子

  キバは?     犬の事ばっかじゃん。



  「(つーかいないじゃん。恋愛感情持つ相手が)」




  やっぱ、そういないもんだよ。

  好きな人なんてさ。






  は指を折り曲げてクラスの男子の名前を言ってゆく

  「・・・・・・・・と、あとトビオと、えーっと・・・」




  シカマル・・・・・




  「(忘れてた。つーか存在自体忘れてた)」



  シカマルかぁ・・



  は一回だけシカマルと、隣の席になったことがあった。

 

  シカマルは・・・・・いっつも寝てたな。それにめんどくせーとか言ってたな。

 

  「それから・・・・・・」

  あれと気づくとあたしは思ったことを声に出していた。








  なんでだろう。

  あいつはただのクラスメイトにしかすぎないのに。








  そう思うとはきゅうに少し恥ずかしくなったのか口を閉ざした


  






  なんで今更?

  あのころは何も無かったのに








 
  胸の鼓動が少しづつ早くなっていく

  その胸をぎゅっと掴むと振り返り教室へ戻っていった








  おかしいな。アタシ。

  きっと熱でもあるんだろう。























 
  「あーもー、サスケくんかっこよすぎ〜v」

  サクラがうっとりしながら手を合わせた

  「あたしのおかげだよー。感謝してよねー」

  「ありがと〜!この恩はいつか絶対返すから!」

  サクラはの手をがっしりつかむとキラキラ目を輝かせる

  「ちょ!まって!サクラあんたもしかして・・・・!」

  「そのまさかよー♪」

  サクラはいのにふふんと笑って見せた

  「なに抜け駆けしてんのよぉー!このでこちょりん!!」

  「世間ではそれを先手必勝っていうのよ、いのぶたちゃーん!」

  「な〜〜!!」

  はそれを見ると小さくため息をついた

  「ねえ、ヒナタは好きな人いないの?」

  「えっ・・・?・・」

  ヒナタはちょっと驚いたようにを見る

  「え・・・その・・べ、別に・・///」

  「あ、いるんだー?誰?」


  からかう様にヒナタに聞く
  するとヒナタは下を向きいないと答えた


  はふーんというとにやっと笑う

  「ナルトでしょー?」

  「えっ・・・!!///」

  ヒナタは顔を真っ赤にしておろおろしている
  あ、図星かーとはにやにやしながらヒナタの顔を見た


  「そ、そんなっ・・!」

  「大丈夫っ。誰にも言わないから」


  ヒナタはそれを聞くと黙り込んで下を向く

  
  「あ、あたし。ちょっとに聞きたい事があんのよね。」

  サクラはの隣に座ると


  「ねぇ、は好きな人いないの?」


  と顔に指をさして聞いた



  「は?」

  「あー!それ!あたしも知りたい!」

  いのも話に乗りの近くに寄る。

  
  「えー・・・・・そんな、別に・・・」

  「いーからっ!誰!?」

  いのとサクラは真剣にの顔を見ている

  それにうっとなりはため息をついた





  いないけど・・いわなかったらしつこくついてきそうだしなぁ・・;;




  はうーんと考えるとこの前のことを思い出した



  




  ”なんで今更・・−−−”


     ”あいつはただの・・・・・−−−”







  「シカマル・・・・・」





  「え?!、シカマルの事好きなの?!」

  「うそ!」

  
  「えー・・いや、別に・・・うん。」


  
  「な、なにそれ・・;;」




  そのあと二人にあれ、どーゆー意味?と散々聞かれた










  













     それは一瞬の出来事で













































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2005/09/21




  

 
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