「げ」



             「どしたの??」


             サクラはの顔を見て首をかしげる


             「今日ってさ、テストの日だよね・・・・」

             は恐る恐るサクラに尋ねる


             「うん。そうだけど。」


             はものすごく嫌な顔を吸すると重いため息をついた


             「練習とか全然してないんスけど・・・・;;」

             「大丈夫でしょ。そんなに難しいのは出ないと思うわよ?」

             「はぁ・・・・最悪・・・。もう、だめだ・・全てがダメだ・・・」


             は両手で顔を隠し泣くフリをする


             「そんな大げさな・・・」



             「ー!」


             が後ろを振り向くといのが大きく手を振りながらこちらへ向かってきた



             「あーら、いのぶたちゃーん。何しにきたのよー」

             「でこちょりんいたのー?ぜんっぜん気づかなかったわぁー!」


             二人の間で火花が散っている


             「教室もどろーぜーぃ。・・・・」

             「そーねー。こんないのぶたに構ってないで早く戻りましょー」


             いのはむっという顔をするとふんっと顔を横に向けた


             『(・・・やれやれ・・・)』       


























            「はい、いいぞー。次、!」


            「はーぃ」


            はだるそうに手を上げて返事をすると下に下りていった


            全身にチャクラをためるとは印をすばやく構えた


           「変化っ」 


           ボンっという音がしては猫に変化した


           「よしっ。じゃぁ次、」



           は変化を解いて席へ戻っていく
           席へ戻ると ふー とため息をついた



           「ど、どーだった?」

           ヒナタがに話しかける

           「まぁまぁ。かな。」

           「へぇ・・そっか。・・・」


           「次!ヒナタ!」


           「あ、はい!」



           ヒナタは掛け声がしたほうへいく
           は手を小さく振ると、ヒナタは少し笑っていた
     




           「ハールっ」

           いのがの肩を叩いた

           「いの、どした?」

           「んふふー。あのさ、明日映画見に行かない?」

           「映画?」

           「うん。メンバーはあたしとーとヒナタ、ナルト、それからキバと、あとー


           いのは指を折りながら人数を確認している


           「あ、あと、シカマル。」


           いのが言った後に少し沈黙がはいった


           「はっ!なんであいつくんの?!」

           「えーそれは〜・・・・」

           「シカマル行くならあたし行かない」


           はふんっと顔を横に向ける


           「はー!?だめ!絶対いかなくちゃ!」

           「どーせ、なんかたくらんでるんでしょー?」


           疑いの目でいの見る。


           「ちがうの!が入ってくれないと人数が合わないのよ!」


           だからお願い!といのは手を合わせた


           「えー・・・分かった。いくよ。」

           「ほんとうに?!よかったわ〜。ありがとう。」



           じゃ、大事なことは後で電話するわね そういうと、いのは自分の席へ戻っていった

     



















     



            プルルルルル・・・・・・・



            は階段から降りてくると受話器を取った



            「はーい。」

            『あ、?あたし。』


            電話の相手はいのからだった


            「ん?何?」

            『明日のこと。えーっと持ち物はー・・・・・





            いのは明日の持ち物のこと、何時集合かを丁寧に言っていく





            『・・んで、このことを全員に回したんだけどー・・・キバとヒナタだけ繋がらないのよねー・・・』

            「え、なんで?留守?」

            『そーなのよねー。どーしよ。』

            「え、じゃさ、あたしキバにかけるよ。」  

            『え、ほんと?じゃ、あたしヒナタにもう一回かけてみるわ。』

            「うん。ぁー・・でも、あたしキバの電話番号知らないかも・・・::」

            『ふーん。じゃ、シカマルにかけてみたら?』


            「なんで?!な、なんでよ!」


            は顔を赤く染め思わず叫んでしまった


            『はシカマルの家の電話番号知ってるわよね?」

            「し、知ってるけどさぁ・・・・」

            『あいつならキバの電話番号知ってるだろうし』

            「えー・・でも、初対面に近い人間だよ?大丈夫かな・・」


            は心配そうにいのに尋ねる


            『大丈夫だって!ほら、切るから早くかけなさいよー』


            いののじゃーねーという声が小さく聞こえた


            「え!ちょ、いの!」


            がなにか言いかけたときには電話はすでに切れていた


            「ったく・・・どーすんのよぉ・・・・」


            はしゃがむと下から受話器を見た

    


            「(電話なんてどーすりゃいいのよ・・・かけらんないよ・・・・)」




           15分ぐらい床に座っていた



            「(やだなー・・・すっごいやだなー・・・でも掛けないと怒られるよなぁ・・・・)」




            はゆくっりと立ち上がり受話器を見つめる
            そして、ゆっくり受話器に手を近づけた
            そしてバっととると、シカマルの電話番号をゆっくり確かめながら押していく
            押している指先は微かに震えていた







            プルルルルル・・・・・ガチャ・・・      



            『はい、奈良ですけど。』


            出たのはシカマルのお母さんだった


            「あ、あの、ですけど、シカマル君いますか?」

            『シカマルね。ちょっと待っててね。』


            遠くのほうでシカマルのお母さんがシカマルを呼んでいる声がした
            胸の鼓動が早くなる


            すると受話器から声がした

 

            『・・・はい。』

            「あ、シカマル?えーっとです。。あの、キバの電話番号が知りたいんだけど・・・」

            『は?何で俺なんだよ。つーかめんどくせぇ・・・』

            「いーから!教えて!」

            シカマルのめんどくせーと言う声と電話の向こう側でガサガサという音が聞こえる


            『・・・もしもーし。』

            「えぁ?!は、はい。」

            『言うぞー』

            「あ、うん。」

            『キバの電話番号はー・・・・・・・









            「あ、ありがとう。あと、あのさ・・・・」



            胸の鼓動は高まっていった
            言わなくちゃ。言わないと何も始まらない



            「その、あ、あのさ、明日来れる・・の?」


            は顔を真っ赤にしながら言う


            『あー・・・俺婆ちゃん倒れたから行けないかもなー。』

            「え、お婆ちゃん倒れたの?」

            『んー。なんか』

            「そっかお大事にね?」

            『おー。』


             じゃぁね。と電話を切ると受話器をゆっくりと下ろす
            額から妙な汗が出てきていた
            その汗を拭うと声に出ないため息を出す

    


            「そー・・人生うまくいきっこないかぁ・・・」








            そういうとは少し微笑む







            そして、さっきシカマルから教えてもらったメモを見ながら、キバに電話をかけた















            2005/10/08













































SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送