アタシが公園にくるといつもいる子がいる

  でっかい犬連れて、酢昆布銜えてる女の子

  



  










    君はトモダチ












  「ねぇ、その犬なんていうの?」

  あたしがそういうと女の子はにこっとわらい

  「定春アルよ」

  といった

  「定春っていうんだぁ〜・・可愛いねぇ〜」

  「そうでショ? 私の自慢のペットアル。」

  




  あたしが犬の名前を聞いてから話題がどんどん盛り上がっていった





  「神楽っていうんだ、あたし 。」

  「と呼んでヨロシ?」

  「うん、いーよ。じゃ、あたしも神楽ってよんでいい?」

  「いいアルよ」



  それからあたしたちはよく一緒に遊ぶようになって

  かぶき町にいってギャンブルしたり、パチンコしたり、プリとったりして

  いつも一緒に笑っていた


  

  今日は駄菓子屋でいろんなお菓子をかった

   神楽は酢昆布ばっかり買っていたけど。


 
 「あ、そーいえば。ここの近くにかわいいお店があるんだよね」

 「そーなのか?私よく知らないアル」

 「んじゃいこーよ。あたし知ってる。」

 

 駄菓子屋を離れ少しくらい裏路地を通り

 手をつなぎながらまっすぐ歩いていった


 「ここだよ。かわいい簪とか売ってるの」

 「へぇ・・・・」


 お店の中に入ると

 ピンク色のブレスレットやキラキラしたネックレスが机の上に丁寧に置かれていた

 
 「あ、これ可愛いアル!」

 神楽がピンクのブレスレットを手にとってあたしに見せてきた

 「それ、青もあるよ」

 あたしは、近くを探して同じような形のブレスレットの青色を手に取った

 「青も可愛いアルな」

 「ねー。あっ、じゃさ、二人おそろいで買わない?」

 「それいいアル!」




  そして二人で色違いのブレスレットを買い、店を出た



 「早速、つけるアル。」

 神楽は袋から取り出して腕につけてみた

 「あ、あたしもっ」

 も袋から取り出し腕につける

 「綺麗アルなぁ・・・・」



 ブレスレットを夕日に当ててみる

 ガラスの部分がキラキラとひかり、いろいろな色に見える



 「なんか、永遠の友情?みたいな」

 「意味不明アル。」

 
 二人でくすくすと笑った

 
 「じゃ、あたしそろそろ帰るね。」

 「また明日アルな!」

 「うん、また明日ね!」

 

 ばいばーいと手を振ると
 
 神楽はあたしよりももっと大きくてを振ってくれた

 さっきかったブレスレットがキラキラひかっていた


 






 「ただいまアルー!」

 「遅かったね。神楽ちゃん」

 「普通カラスが鳴いたら帰ってくるのが当然だろがうよ。お前ェ」

 銀時がジャンプを読みながら神楽に言った

 「女の永遠の友情アルよ♪」

 「はぁ?」

 

 神楽は笑顔のまま部屋に向かった


 「あいつ・・酢昆布の食いすぎで頭がおかしくなったんじゃねぇか?」

 「ありえないって・・・・」











  二人だけの秘密の遊び

  笑って泣いて怒ったり

  そんなことができるのは君だけ




   君は最高のトモダチ



  明日は何して遊ぼうか?












 
  

 
 
2005/08/24

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