心配しないで。













    







  もし、この世界から

  君が消えてしまったら 



















 任務が終わり、家に帰る途中キバを見つけた

 どしたの?ってきくと別にっていって一緒に帰ろうと誘ってきた

 キバの後ろをあたしが歩き、伸び縮みする影を踏みながら帰っていく

 すると急に影が止まりあたしも同時に止まった



 キバが振り向き真剣な顔で

 「なぁ・・・・は俺がいなくなったらどーする?」


 
 急にそういわれ、あたしはびっくりして頭の中で答えを探した







 キバがいなくなったら?






 そんな事、考えたことがなかった。

 いつもあたしの隣にいて いっつも笑ってて

 いつも嬉しいときに一緒に嬉がってくれた





 そのキバが

 そのキバがいなくなったら?・・・・










 「お、おい!っなんで、泣くんだよ!」

 「え?」


 頬に触れると涙があたしの頬を伝っていた

 悲しいのかなんだかよく分からなくてもっと涙があふれてきてしまった


 「なっ・・んで・・・そんな事っ・・・きくのっ・・・・・」



 考えただけでも苦しくて悲しいのに



 「キバがっ・・・いなくなっる・・・なんてっ・・・・考えたっ・・・く・・・ないよっぉ・・・」







 本当に消えてしまったら



 あたしは


 どうすればいいの?








 「あー・・・わ、わりぃ・・そ、その・・この前なんかそーゆー映画みてよぉ・・」

 あたしは涙を流した目でキバを見た

 「もし・・その、俺がいなくなったらはなんていうんだろなぁ・・とか思って・・」



 はこの前の映画のことを思い出した

 
 「そー・・いえば・・・」

 「そのよぉ・・・俺がいなくなっても、つーかいなくなんねぇけど、その
  心配とかすんな!ぜってー帰ってくるから!なっ?!」

 キバの慌てた台詞にくすくす笑ってしまった

 「うん。あたしはキバを信じてるから。」

 「おうっ!俺もの事信じてっからな!」

 二人でくっくと笑った


 





 あなたがいなくなったとしても

 あたしは信じて待ってるよ

 あなたの帰りを




 だから




 心配しないでね










2005/09/01  櫓川 晴

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